2026-02-13

Q. 「釉薬」の正しい読み方は?

A. 「ゆうやく」 または 「うわぐすり」

どちらも正解ですが、陶芸の現場では「ゆうやく」と呼ぶのが一般的です。
職人さんの間では「ユウ」と短く呼ぶこともあります。(例:「透明釉(とうめいゆう)」)

漢字の「意味」を知ると、陶芸がもっと面白くなる

なぜ「薬(くすり)」という字が使われているのでしょうか?
実は、漢字の成り立ちを知ると、釉薬の本当の役割が見えてきます。

1. 「釉(ゆう)」= 光沢と彩り

「釉」という字は、「釆(のごめへん)」と「由」から成り立っています。
元々は「つや」や「光沢」を意味する言葉です。土の表面をガラス質で覆い、美しく輝かせる役割を表しています。

2. 「薬(やく)」= 病を治す、変化させる

ここが面白いポイントです。
「薬」は本来、病気を治す草(薬草)を意味しますが、化学的には「物質の状態を劇的に変化させるもの」という意味合いもあります。

火薬(かやく)が爆発するように、釉薬もまた、1200℃の炎の中で化学反応を起こし、ドロドロの液体からカチカチのガラスへと劇的に変化します。
まさに「土に永遠の命を与える薬」なのです。


「ゆうやく」について、もっと詳しく知りたい方へ

読み方がわかったら、次は実際にどんな種類があるのか、どうやって使うのかを見てみましょう。
深海商店では、初心者の方にもわかりやすく解説しています。



まとめ:読み方は「ゆうやく」。陶芸の第一歩です。

「釉薬」という漢字が読めれば、陶芸教室や材料店での会話がもっとスムーズになります。
深海商店では、プロが使う本格的な釉薬を安心してご購入いただけます。

 

この記事の執筆者

深海宗佑

佐賀県有田町出身。深海家13 代目。株式会社深海商店後継者。先祖は有田焼始祖の一人である百婆仙。熊本大学理学部理学科卒業後、東京の大手経営コンサルティング会社にて勤務。2021年8月に有田町にUターンし、有田焼及び肥前窯業圏の再興を使命に東奔西走する。