呉須(ごす)の作り方|有田秘伝の呉須の作り方を公開
この記事では、呉須(ごす)がどの様にして作られるかについて解説いたします。
一般的な呉須の作られ方に加え、有田秘伝の呉須の作り方も公開いたします。
呉須の作り方は大まかに分けて3パターンあります。
この調合した呉須を乳鉢に入れ、水もしくは緑茶・アラビアゴム等を混ぜながら、乳棒ですり潰します。
気が遠くなる程の時間すり潰す必要があります。ですが、呉須の粒子が小さくなりきれないため粒感が残ります。
この作り方は、色味のテストを行いたい時に向いています。
※この工程をしない会社もあります。
以上の工程で作られた物は、大量生産用の用途に向いております。
ですので、手描き用に使う際は、1の作り方で行った様に乳鉢・乳鉢ですり潰す必要があります。
しかし、それでも粒子が粗いため、描く際にキュッキュッと筆が止まります。
石臼摺りには1週間~2週間ほど行い、上記6工程を1ヶ月以上かけて行っております。
弊社の呉須は日本で一般的に販売されている呉須の中で最も粒子がきめ細かで手描きに最適化されています。
人間国宝や皇室に納められる窯元さんにもお使いいただく、日本最上級の品質です。
ですので、商品が届いてから手摺りをする必要がありません。
なお、工場から直接販売しているので、価格もWebで販売されている中で最安値となっております。
糊剤は添加しておりませんので、ご自身のお好みの量を入れてください。
糊剤にはアラビアゴム、ガムシロップ、緑茶等が用いられます。
ただし、糊剤を入れすぎると縮れるのでご注意ください。
一般的な呉須の作られ方に加え、有田秘伝の呉須の作り方も公開いたします。
呉須の作り方は大まかに分けて3パターンあります。
1.自分で調合し、乳鉢・乳鉢を使って摺る。
お好みの色になるように、自分で酸化コバルト、鉄などの原料を購入し、調合します。この調合した呉須を乳鉢に入れ、水もしくは緑茶・アラビアゴム等を混ぜながら、乳棒ですり潰します。
気が遠くなる程の時間すり潰す必要があります。ですが、呉須の粒子が小さくなりきれないため粒感が残ります。
この作り方は、色味のテストを行いたい時に向いています。
2.販売されている物を購入してきて、乳鉢・乳鉢を使って摺る。
一般的に販売されている呉須は下記の4工程もしくは5工程で製造されています。1.調合
酸化コバルトを主成分として原料を調合します。2.均一化
ミキサーを使って調合した原料をよく混ぜます。3.焼成
原料をボシと呼ばれる耐火レンガに入れて焼成します。※この工程をしない会社もあります。
4.粉砕
トロンミルという機械に入れて、水・石・呉須を入れてすり潰します。5.乾燥
4で粉砕した呉須を乾燥します。以上の工程で作られた物は、大量生産用の用途に向いております。
ですので、手描き用に使う際は、1の作り方で行った様に乳鉢・乳鉢ですり潰す必要があります。
しかし、それでも粒子が粗いため、描く際にキュッキュッと筆が止まります。
3.2に加え石臼摺りを行う
3は深海商店で行っている呉須の作り方です。1.調合
酸化コバルトを主成分として原料を調合します。2.均一化
ミキサーを使って調合した原料をよく混ぜます。3.焼成
原料をボシと呼ばれる耐火レンガに入れて焼成します。4.粉砕
トロンミルという機械に入れて、水・石・呉須を入れてすり潰します。5.乾燥
4で粉砕した呉須を乾燥します。6.石臼摺り
石臼を使って摺り潰します。最終的な粒子の大きさは1μm(=0.001mm)になります。石臼摺りには1週間~2週間ほど行い、上記6工程を1ヶ月以上かけて行っております。
弊社の呉須は日本で一般的に販売されている呉須の中で最も粒子がきめ細かで手描きに最適化されています。
人間国宝や皇室に納められる窯元さんにもお使いいただく、日本最上級の品質です。
ですので、商品が届いてから手摺りをする必要がありません。
なお、工場から直接販売しているので、価格もWebで販売されている中で最安値となっております。
糊剤は添加しておりませんので、ご自身のお好みの量を入れてください。
糊剤にはアラビアゴム、ガムシロップ、緑茶等が用いられます。
ただし、糊剤を入れすぎると縮れるのでご注意ください。