深海商店のこだわり
呉須作りは“石臼摺り”で製造しています。大量生産品と異なり、手描きに一番適した作り方なので、繊細な線も大変描きやすく、さらに焦げづらいとご好評を頂いています。
深海商店の呉須を用いた陶磁器作品は、博物館に収蔵されたり、宮中で外国要人をおもてなしをするなど高い品質を保っております。
ご自身が作られたい作品の実現を後押しできればと思います。
呉須PV
選ばれる5つの理由
深海商店は代々深海家が営む同族経営の会社です。
深海家は豊臣秀吉が連れ帰った朝鮮陶工の末裔で、初代は有田焼始祖である深海宗伝・百婆仙です。この深海宗伝・百婆仙が佐賀県で磁器・陶器の製造に携わって420年以上の歴史を持ちます。
また、深海家が呉須・色絵具・釉薬を専門に製造し始めてから60年超の歴史を持ちます。現在まで有田焼や磁器・陶器の発展と共に歩みを進めてこられた最大の理由は、これまで築き上げてきた信頼と実績をお客様から評価していただけたからだと自負しております。
この事は、安土桃山時代から陶磁器業界に携わる私たちにとって何にも代えがたい最大の財産となっております。
深海商店は窯業専門の公的研究機関と連携して呉須・釉薬を開発しております。
これはお客様からいただく様々な呉須・釉薬に関するご要望にお応えするためです。そのため、呉須・釉薬の微細な色合いの違いや質感の違いにも対応しております。
また、有田焼は磁器の還元焼成が一般的ですが、磁器の還元焼成に対応する釉薬だけではなく、磁器の酸化焼成、陶器の還元焼成、陶器の酸化焼成にも対応する釉薬を開発しております。
さらに深海商店には30年以上在籍する社員が多数おります。その豊富な経験を基に最適な呉須・釉薬のご提案もしております。
深海商店には4500種類を超す釉薬をご用意しております。(磁器用釉薬:4100個、陶器用釉薬:400個)(2022年1月12日時点)
透明釉、青磁釉、色釉、結晶釉、貫入釉、曜変釉、伊羅保釉、マット釉、乳白釉、乳濁釉、天目釉、志野釉、織部釉、斑点釉、あめ釉、灰釉、鉄砂釉、月白釉、流紋釉、辰砂釉、ナマコ釉、梅花皮(かいらぎ)釉、柿釉など、色のバリエーションだけに留まらず、表現されたい釉薬の質感も多くご用意しております。また、耐熱釉(耐火度釉)の様な機能性釉薬のご準備もございます。
呉須・色絵具は300種類を超す種類をご用意しております。この300種類の呉須・色絵具にない色合いをお求めの際は、これらをベースに調整いたします。
深海商店のお客様の中には個人の陶芸家さんや趣味で陶芸を行ってらっしゃる方もおられます。
その様なあまり量をお求めにならない方であっても、作陶の表現の幅を広くもっていただくために、小ロットの注文でも受け付けております。
(呉須・色絵具は100g~、釉薬は1.8L~)
絶えず流行は変遷します。そのために、常に新しい色や質感のお皿が求められます。ですので、深海商店には新しい製品のご依頼をいただいております。
お客様のご要望にお応えするために何度も試験を行い、お客様のご要望に沿う商品をお届けいたします。
基礎釉10種と着色剤6種を組み合わせた釉薬調合250例以上をひと目でわかるピースで紹介!
同じ調合の釉薬を、それぞれ磁器土・白土・赤土の3種、酸化焼成と還元焼成で焼き、約1600ものテストピースとして掲載しています。豊富な調合例と見やすいピースによって、幅広い陶芸家のニーズに応えます。
初めて釉薬の調合を試みる人は、まずはつくってみたい釉薬のテストピースを本の中から見つけてみてください。そして、本に記載した通りの調合で釉薬を作ってみましょう
オリジナルの釉薬を作ってみたい人は、原料の組み合わせを自分でできるくらいの知識が必要になりますので、コラムなども含め、本に書いてあることがわかるくらいまで読み込んだのち、記載の調合を土台にオリジナルの釉薬調合を行ってみてください。そうしていくうちに釉薬への理解がさらに深まります。
著者は、陶芸の町・佐賀県有田町に店をかまえる老舗の釉薬・呉須・色絵の具会社の後継者。400年以上続く老舗の調合例を惜しみなく紹介します。
シリーズ名 | 陶工房BOOKS |
タイトル | 釉薬づくり入門 |
サブタイトル | 有田焼の老舗材料店に教わる調合例 |
著者 | 深海宗佑 |
判型 | B5変形判(210×182㎜) 176ページ オールカラー |
価格 | 本体2,970円 |
出版社 | 株式会社 誠文堂新光社 |